こんにちは!
イラストレーターのろろです。
最近、我が家におけるお金の使い方を考えるべく、家計の見直し中なのですが、
今回はその中でも「火災保険」を変更し、年間経費を削減したお話です。
というわけで、この記事は
- 賃貸の火災保険を見直す方
- 火災保険の選び方について知りたい方
に向けた記事となっています。
火災保険を変更した理由
現在、私は賃貸マンションに住んでいます。
そのマンションに入居した時に加入した火災保険は、不動産会社から紹介されたモノだったんですが…
その金額が少し高くて…!
2年ごとの更新につき2万を超えるお金を一括で支払っていたため、
更新日が来るたびに嫌々行動していました。
ところが最近になって、賃貸でも火災保険は個人で変更が可能ということを知ったのです!
なんということだ…!!
と言いつつも、にわかにその情報が信じられなかった私は、
本 当 に 保険が変更可能なのかマンションの賃貸借契約書を確認しました。
すると、「借家人賠償責任保険特約付火災保険」に加入するように としか書かれていません…
つまり火災保険の「指定」はされてないという事。
ならば早速保険変更だ!ということで、
リベラルアーツ大学さんの火災保険についての記事を参考にいくつか検討してみました。
(リベ大および両学長の解説すごく分かりやすいです!おすすめ!)
1.まず火災保険って結局何?
火災保険(かさいほけん)は損害保険の一つで、火災や風水害によって「建物」や「家財」などに生じた損害を補償する保険です。
賃貸の場合、「建物」に対する損害保険は家主さんが契約している為、居住者の補償対象は「家財」だけになります。(地震のみによる家財損壊は保証されません。)
2.借家人賠償責任保険特約付火災保険とは
賃貸契約書には「借家人賠償責任保険特約付火災保険」に加入するように
ってあったけど、そもそも借家人賠償責任保険特約付き…って何??
借家人賠償責任保険特約付火災保険とは
「入居者が自分の過失で家主に損害を与えた」場合の対象保険がついた火災保険のことです。
■例えば『洗濯機の排水ホースが外れて漏水事故を起こした場合』
これは、住居の壁や床の修繕費が「借家人賠償責任保険」の補償対象になります。
■しかしこの時同時に『階下の住民の家財を壊してしまった』等、
家主以外の第三者に対して損害が発生した場合は
「借家人賠償責任保険」ではなく「個人賠償責任保険」の補償対象となります。
3.いくつかある火災保険の候補。どうやって選んだか。
その1.「汚損・破損」保証の有無
さて。それではいよいよ火災保険の候補を絞っていきます。
数ある保険候補の中からひとつ、選ぶ際の決め手はまず「汚損・破損」保証の有無でした。
この「汚損・破損」に該当する保証例は
- こどもがテレビに物を投げて壊してしまった!
- うっかり転んだり何かをぶつけて壁のクロスが剥げた!
- うっかりクローゼットを破壊した!
- 自然災害で窓ガラスが割れた!
など「予測不可能で突発的に発生した事故」による損壊です。
なんだか凄く重要そうなこの保証!
しかし自分に必要なモノなのかが分かりませんでした…
そこで、またもやリベラルアーツ大学さんの動画!こちらを参考にしました。
結果、「私が住んでいる部屋はすでに古く、入居年数も耐用年数以上過ぎている」と判明。
というわけで「破損・汚損」の保証のついていない火災保険にすることに。
そしてとうとう!候補が2つに絞られましたよ~!
住まいる保険
チューリッヒミニケア保険
その2.「失火責任法」について
さて!候補が2つに絞られた訳ですが、
ここから更に不要な保証特約を外すために色々調べてみました。
すると
「失火責任法」という
法律がある事を知りました~!
「失火責任法」とは …
自宅が火事の火元となってしまった時に、
隣家に損害を与えても、寝タバコや、明らかな漏電不注意や、油の不始末などの重過失・故意でない場合は民法709条の賠償が発生しない…という法律です。
民法 第709条(不法行為による損害賠償)
wikibooks民法第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
とはいえ実際に事件が起こった場合の状況によると思うので、あまり鵜呑みにはできませんが…
ひとまずこれを心に留め置き、住まいる保険の特約から不要なものを外します。
4.保険候補を表で比較してみた
では保証金額を表で比較してみましょう!
■住まいる保険・ミニケア保険ともに火災保険の補償額300万を選択。
■住まいる保険は不要な特約をはずし、火災保険と借家人賠償責任特約のみ選択。
(私は2階より上に住んでいるので風水害も外しました)
住まいる保険 | ミニケア保険 | |
---|---|---|
価格(年額) | 2,250円 | 4,770円 |
火災 | 300万 | 300万 |
借家人賠償責任 | 1000万 | 1000万 |
盗難 | なし | 100万 |
修理費用 | 60万 | 100万 |
個人賠償責任 | なし | 1000万 |
生活再建費用 | なし | 10万 |
被害事故法律相談費用等 | なし | 30万 |
金額は最高保証額です。(家財のみ保証)
※盗難の項目以下の保証内容については、ミニケア保険のサイトでご確認ください。
さーてどっちにしようかな~!!
しかしここで2つの保険の違いに気づくことに。
改めて今までの火災保険を確認した所、書類には借家人賠償責任の補償額が1000万以上と記載されており。ミニケア保険はその「借家人賠償責任保険」の金額が1000万から変更できなかったのです。
結論、住まいる保険に加入を決定!
借家人賠償責任保険の補償額を今までの火災保険内容に合わせ直して…
やっと申し込み完了しました~!!
5.無事に保険変更が完了!
変更前に、本 当 に 保険を個人で変更して良いのか不動産会社に問い合わせてみましたが、すんなりOKをもらえて拍子抜け…。その結果、いままでの保険から年間5000円以上の経費削減に成功!
保険内容の確認と見直しは大事ーー!!
この記事が誰かの参考になっていればこの上ない幸いです!
それではまた~~~!!!